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CTスキャン
2006年11月5日にCTスキャン(3DX MULTI-IMAGE MICRO CT)(図1〜3)
を導入いたしました。X線写真は病気を診断するためには、絶対に必要な機械です。従来のX線写真の欠点は3次元の立体を2次元上で診断をするため、その診断におのずと限界を生じてしまいます。CTスキャンでは3次元の立体を撮影し、水平・垂直・斜めと見たい断面を自由自在に表示できるため(図4、5)、立体的な3次元画像(図6)としてとらえることができ、診断の精度を上げることができ、予知性の高い治療が可能となります。
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図1(上写真)
3DX MULTI-IMAGE MICRO CTの全景
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図2(上写真)
患者様の撮影前の状態
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図3 赤いビームで患者様の位置を決めます。
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図4(上写真)
CTは設定した幅で3次元の立体を撮影し、水平・垂直・斜めと見たい断面を自由自在に表示できます。
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図5
パソコン上に撮影された画像がでています。
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図6 3D画像として写すことも可能です。
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歯科におけるCTスキャン
従来もCTスキャンはインプラントの手術前には利用しておりました。しかし実際には歯科のあらゆる分野で有効に利用することが可能です。 インプラントの埋入手術の前には、顎の立体構造を把握しておく必要があります。CTスキャンの撮影により、顎の内部構造(骨の高さ・厚みや神経や血管の位置)を立体的に確認することができます。正確な診断は安心で、安全なインプラント治療の第一歩です(図8〜13)。歯周治療においては、歯槽骨(歯の周囲の骨)と歯の状態を立体画像で診断し、歯の周囲の状態を正確に把握することが重要です(図14〜17)。“親知らず”等の埋伏歯(あごに埋まっている歯)を抜歯する際は、歯根(歯の根)の位置や方向等を確認しておく必要があります。歯科用CTスキャナー”の撮影により、埋伏歯と周囲の歯や神経や血管の立体的位置関係を容易に確認することができます。また、上顎洞(鼻の奥にある空洞)内部にできた、のう胞(病巣)まで発見することもできます。根管治療(歯の根の治療法)においても、高解像度のCT画像が治療をサポートします。根の本数や神経の入っている管の走向そして位置を正確に把握することが可能です。歯列矯正の治療計画や、治療中の経過観察の際は、歯列全体と歯と骨の位置関係の確認ができます。歯科用CTスキンの撮影による緻密な診断は、最適な治療方法を導き出すことがで、治療期間の短縮にも繋がります。
サンプル画像
(サンプル画像をOne Data Viewer Plus のソフトで、お試しください。Windows 2000 Windows XPでご使用ください。)
ct_zenshi.zip(20.6MB)
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ct_kyushi.zip(24.9MB)
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使用方法
1.ダウンロードしたファイルの60X60mm前歯部(ct_zenshi.zip )か60X60mm臼歯部(ct_kyushi.zip )を選択し、ダブルクリックして、ファイルを開いてください。
2.ファイルの中のOD Viewer.exeをダブルクリックして下さい。
3.One Data Viewer plus (ワンデータビューアープラス)が起動し、3Dの診断画像を見ることができます。
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図7
従来法のデンタル撮影装置
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図8
骨を増やして、インプラントをされたA様のデンタル写真
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図9
従来法のパノラマ撮影装置
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図10 インプラントをされたA様のパノラマ写真
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図11
A様のX方向からの写真です。明確にインプラントと骨の関係を観察できす。
(A様のCT写真は約200の画像からX、Y、Zの各方向から1枚選択しました。)
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図12
A様のY方向からの写真です。
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図13
A様のZ方向からの写真です。。
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図14
歯の根が破折したB様のデンタル写真です。
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図15
B様のX方向からの写真です。歯の根が破折していることが、はっきりと分かります。
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図16
B様のY方向からの写真です。
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図17
B様のZ方向からの写真です。
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外部依頼撮影について
医療関係者の方はこちらにお進みください。
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